屋久島/資料室

● ’08竹之内淳志ネイチャ−サイド JINEN 舞踏ワークショップin 屋久島 参加報告

08舞踏ワークショップ
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今年で4回目になる竹之内さんの舞踏ワークショップが2/19〜2/23に開催されました。今年のテーマは「からだで地球の声を聞く」でした。

一日目「くもり時々晴れ」

一日目に到着の参加者の方と空港で合流後、浜で天然村の玄米おにぎりを食べつつ、今回のテーマ「からだで地球の声を聞く」について竹之内さんのお話を聞きました。

昨年の舞踏公演で体験した、アラスカで氷河が間近に落ちた時の音や津波のこと、ハワイでの溶岩熱のことなど地球の生の話は迫力がありました。

そして、地球の構成要素「地、水、火、風」を感じ、舞踏を通して表現してみることになりました。

まずは、ベーシックで体をほぐしました。
今年のベーシックには横たわる仏陀のポーズなどヨガの要素も入っていました。

ベーシックの後は「風と水」をテーマに進めていきました。
風といってもいろんな風がある。ただよう空気、重い空気、温かいじっとりした空気、宇宙のほころびの空気、悲しみの風、ほほえみの風、微細なエネルギーとしての風など。いろいろな風をイメージしながら、その風が寄り集まり、星の原型になっていく。

イメージしながら体が反応して各々踊っていきました。
星はさらに白くなり黄色になり変化していき、100万光年先の光る星を感じ踊りました。

その後は、目の前の海岸に打ち寄せる波を感じながら、風により生み出される波の動きをイメージして踊ってみました。

はじめは海の表面の動きをイメージして体を動かしていましたが、深い深海にイメージをふくらませたり、自分が水の中にいるイメージ、さらには具体的な波の形にとらわれない状態、自然に体が動きました。

●今回は全体を通しての参加者が少人数だったので初日からアットホームな雰囲気でした。風強かったので寒くなり、みんなで海岸を走ってしまいました。

08舞踏ワークショップ
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二日目、晴れ

天然村で集合し、大川の滝へ。
最初は大川の浜辺でベーシックをして体をほぐしました。
二日目も「風と水」をテーマに地球の声を聞いてみました。

砂浜で砂と戯れる、子供の心で無心に砂と遊ぶ踊り。
その砂が砂煙となり「風」となっていくイメージで続けて踊りました。

次に二つのグループに分かれて踊ってみる。他の人の踊りをみて
感じるのも大事だなと思いました。

大川の滝に移動、滝の流れを感じやすい場所で踊った。
滝の水滴をイメージして踊ってみる。滝壺に落ちるまで水は意外と時間がかかる。

次に滝の高さをかえたイメージで踊ってみる。舞踏では時間の流れを自由に変えることができる。

さらに今年は、落ちる水が水煙になり変化していくイメージで踊った。昨年とは一歩進んだイメージだ。

午後は西部林道へ移動。

開けた場所まで森のあいだを吹き抜ける風になって歩いていく。
目は「水晶の目」で見ている感覚をもつと森のなかもスムーズに歩けました。
風になりながら、がじゅまるの木まで移動。

まずは、体の丹田にエネルギーをためるワークをしました。

自分を中心とする何百キロも広がる大きな球が収縮していくイメージで呼吸し丹田にエネルギーをため、2人一組になり、エネルギーボールをつくりお互いを感じ、そして踊りました。
不思議と触れあわなくても相手のぬくもりを感じることができました。

今度は、ガジュマルの木とエネルギーボールをつくってみました。

そして木のエネルギーを感じて、エネルギーを送ったり、樹皮の上を流れる風になったり、さらには木から遠く離れた風になったり、木のてっぺんに触れたりといろんな踊りに発展しました。

ガジュマルの木から大きな岩のある海岸に移動。
海と夕日を見ながらそれぞれ即興で舞踏。
地球を感じる瞬間でした。

西部林道をあとにして、天気が良かったので星のワーク。
栗生の浜で、満月の下踊りました。
自分の体と星が糸でつながっている感覚で、星に踊らされている踊りをしてみました。

参加者の声:「朝からみっちり夜まで舞踏漬け。筋肉はたしかに疲れるが体は軽くなっていく感じがしました。」

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三日目、晴れ

三日目の場所は白谷雲水峡、「地」をイメージして進めていきました。

まずはベーシックで体をほぐす。
通りがかりの観光客の方もつられて体をほぐしていました。

最初に重力を感じて、大地と対話する踊りに挑戦した。

普段人間は重力を感じているけれど、あまりに普通のことなので新たに意識して体を動かすと面白い。
一本の木も小さな石も無意識のうちに重力をもって地球と対話している感じがした。
続けて重力を意識しながら不安定な姿勢で歩行する。

次に舞踏家、土方巽の考えの一つで日本人の体型から生まれる動きをイメージしてみた。

そのひとつが泥田で遊ぶ子供の踊り。
泥田で歩く感覚で林道を歩き、慣れてきたら泥田で遊ぶイメージで踊ってみた。

次に、春のエネルギーがあふれだす歩行、冬のエネルギーがただよう歩行、夏の猛暑を感じる歩行などをしました。

午後は森のなかで木になってみました。
種からはじまり、芽吹き、何年も生きていく、何千歳の木、時間が進んでいくイメージで踊りました。やがて木は朽ち果て、そしてさらにその上に新しい木が育っていく、踊っていると木の喜びや苦痛を感じれるような気がしました。

最後は森の中で二つのグループに分かれて、木との即興ダンス。
各々の個性がそのまま表現されて、刺激を受けました。

●この日は島内の参加者の方が3名いて、賑やかなワークになりました。
毎年参加されている方もいて、このワークショップに参加すると一年
たったと認識するとおっしゃっていました。
竹之内さんと広子さんの人柄でしょうか、私もお二人に会うと毎年気持ちがすっきりしていくのを感じます。

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四日目 くもり、どしゃ降り、のち晴れ

朝からくもり時々雨模様といった天気だったので、今回はじめての室内でのベーシックとなりました。

今日からの参加者の方もいらっしゃったので、今までのあらかたの復習と火、光、色、陰にフォーカスしたベーシックを行いました。

午前中、時々どしゃ降りになったりしましたが、お昼ご飯を食べたあたりから天気のほうも回復してきて、予定通り海岸洞窟へ向かいました。

洞窟まで回りを水晶の目線で認識し歩くという歩行をしましたが、足場の悪い海岸線では、なかなか難しい移動でした。

洞窟の手前から目を閉じ、でも、微かに感じる光の変化を意識しながら洞窟の中へ進んでいきました。

一番奥まで手探り、光、陰の感覚を感じながら進み、そこで、車座になってボイスワークをしました。

グラウンドの音、ウ〜ン、お腹あたりのオ〜、胸のあたりで感じるア〜、首のあたりのエ〜、眉間から頭頂にかけてのイ〜ンまで、音のバイブレーションが体の温度を変えたり、色としてイメージできたりしました。

洞窟を出てゴロタの海岸で二班に分かれ、音、色を意識しながらのフリー舞踏でした。

音や色、光や陰を意識して、そのバイブレーションに乗って踊るのは、とても気持ち良いものでした。

08舞踏ワークショップ
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五日目 晴れ

最終日は大川の浜で、今回のワークの復習をしました。
ベーシックからはじまり、風になったり、砂と戯れたりと一連のワークを一気に復習しました。

午後からは各自発表する予定だったので、踊る場所をそれぞれ探しました。

お昼から夕方まで各々10分程の舞踏の発表をしました。
毎回思うのですが、みんな違う踊りになります。
去年参加された方も去年とは変化した踊りになっているし、ハッキリと成長した跡が感じられました。

踊った後はみなさんスッキリした良い顔をしていました。
発表というと緊張しがちなのですが、5日間のワークでみなさんとも気心もしれてのびのびと出来る雰囲気が良いと今年も感じました。

発表が終わったあと時間があったので、みんなで即興舞踏。
最後はみんな子供のこころになり砂浜でごろごろしました。
一体感を感じたワークショップでした。

6:30pmから屋久島在住の舞踏家、藤條虫丸さんと竹之内さんの舞踏ライブがありました。
去年までは竹之内さんのソロだったので、競演も圧巻でした。

そのまま、浜で反省会のはずだったのですが、寒い北からの強風と大潮がかさなり、波がすぐ近くまで押し寄せ、撤収。オフィスでの反省会、飲ん方となりました。

参加者の声:
「参加者、スタッフのみんなが自然体でワークショップを楽しむことができた」
「普段は気づかなかった自分に気づきました」
「舞踏って何か分からないで参加したのですが、面白いですね。また違う場所でも参加してみようと思いました」
などなど、お酒もはいったせいか、夜遅くまで盛り上がりました。

個人的には、今回のワークショップを通して、イメージする力の大事さと自分の今までの人生の記憶、振る舞い、先祖から受け継いだ遺伝、現在の体細胞一個一個などを意識することは大事だなと思いました。

そしてイメージしたり、自分の人生の記憶などを表現するのにはそれなりの練習が必要だと竹之内さん、広子さん、参加者の方の舞踏の発表を見て思いました。

今後のガイドという仕事、趣味で撮っている写真などにも大きく影響を与えると思っています。
 
次回のワークショップの開催は未定ですが、竹之内さん、広子さんとの再会を楽しみにしたいと思います。

そして参加されたみなさまお疲れ様でした。& いろいろとありがとうございました。

● ’07竹之内淳志ネイチャ−サイド JINEN 舞踏ワークショップin 屋久島 参加報告



今年で3度目になる竹之内さんとの舞踏ワークショップが2/20-24で開催されました。今年のテーマは「屋久島胎内巡り」でした。

一日目 晴れのち曇り 

9:00am お宿のペンション天然村さんにてベーシック。ボイスワークやボディーワーク、エネルギーワークをしました。

12:00am 大川の浜へ。ボイスワークや波と踊る、そして川を辿り、屋久島の中心部へ向かうというイメージワークをしました。それと同時に自分の体の中にもう一人の小さな自分がいて、自分の中の屋久島をとことこと歩いて巡っているというダブルイメージを使ったワークでした。

4:00pm 大川の滝へ。滝の一粒の水になって踊る。流れる水が岩を浸食しているというイメージで自分が浸食される岩になってみたりしました。

6:00pm 南部林道へ。星と踊る。あいにく星が出ていませんでしたが、暗闇の中、自身の星を見つけ、それに引っ張られている自分をイメージしました。次第にそのなかへ入り、自分が星になっていく感覚をつかみます。様々な星の色。赤、青、黄、白。色によって変わるエネルギーを感じました。

○今回は島内参加者が多く、島外の方も前日に島内入りしていたので、初日からみっちり朝から晩までのワークショップとなりました。それでもあっという間に時が過ぎて行くので不思議な気分がしました。皆同じような事を言っていました。



二日目 晴れ

9:00am 朝から標高1300mのヤクスギの森へ。

木と踊る。自分のエネルギーが地面を通して体を通り、また出て行き、木や周りの空間と繋がっているというエネルギーの循環を意識しました。そして、木になる。木に取り込まれていき、木と一体になれる感覚をつかみました。

12:00am その先の林道へ

歩行。灰柱の歩行。灰は風が吹くと飛んでしまいます。何にでもなることができる体を意識しました。ほとんど重さを感じない体を歩きます。生と死の花をもって歩いたりしました。生死の輪廻の中、季節は巡り、人や全てのものは輪廻していくということを感じることができました。

○参加者の声
どんどん自分がオープンになっていけているような気がする。体を通して、自分の心が解放されて行く感覚がうれしい。

○生と死の歩行では、毎年思う事ですが、人の一生や輪廻、自分を取り巻く環境の諸行無常を感じずにはいられません。だからといって、むなしさを感じるものではなく、この今生きているすべてのものに対し慈しみの心をもって一生懸命生きて行きたいと強く再認識させられるワークでした。感謝。




三日目 雨のち大雨

9:00am 天然村さんにてベーシック

10:00am 海へ
海に面した堆積岩の上でそれぞれに踊りました。石は意志をもって石になる。石のフォームを体でデッサンして踊っていきます。そのうち、自分がデッサンされた石になって行きます。意志をもって、石になって行くということをやりました。

12:00am 洞窟へ
目を閉じて、洞窟の中へ手探りで入って行きます。まるで屋久島の胎内に入って行くように。死を連想させます。そして生を受けたばかりの魂を感じる事ができ、かつて自分が母親の胎内にいた記憶を探ります。暗闇の中で再び生をうけ、海へ向かって歩き出します。死からの再生。

その後、洞窟でボイスワークをしました。この洞窟は屋久島の胎内、自分の内部。そこで輪になり皆で声を出して踊りました。3つのパターンのボイスワークを習いました。

一つは「あーおーうん」という音を出し、解放から発展して行き、閉じるという円を描くようなボイス。もう一つは「うーおーあーえーいー」と天に抜けるボイス。体の中をエネルギーが駆け抜けていくのを感じました。それから波や風のようにうねりを伴いながらのコミュニケーションボイス。サイレンのように低い声から高い声に変わって行き、また低い声に。火のような声。高い音で、火がめらめらと燃え立つように大きな声になって行く。というものでした。

もう一度、洞窟の中へ中へ進んで行き、入り口へ向けて歩き出すという再生のプロセスを歩きました。

○参加者の声 
過去の記憶がよみがえったようで、不思議な気持ちになった。とてもインパクトがあった。

○最初は目をつぶり、暗闇に向かって手探りで歩く自分に自信がなくて、恐怖を感じました。それは、外から来る恐怖と、自分の内面と向かい合うことにたいする恐怖と2つの事象が混じり合っていたように思います。洞窟の出口へ向かうとき、いろいろな意味で、「再生」という言葉がぴったりのような気分になれました。




四日目 晴れ

9:00am 天然村さんでのベーシック

12:00am 照葉樹林の森へ
動物になるということをやりました。サルになってみたり、トリになってみたりします。かつて自分の命がサルだった頃、鳥だった頃の記憶をさぐります。猿真似ではなく、自分がサルになるということで、どんな体の動きができるだろうといことを観察します。二班に分かれて、サルを踊りました。

シカを踊ります。シカの動き、自分の足が鹿だったらどんな動きになるだろうか。もし自分が昆虫だったら?硬い鎧に包まれた甲殻類、さまざまな昆虫になりました。ひとりの昆虫の動きを感じながら皆がそれに習い、皆でひとつの昆虫を踊ります。その後、ガジュマルのある場所で、2班に分かれて今までの要素を全て取り入れてガジュマルと踊るということをやりました。

○参加者の声 
動物になるという事がとても難しかった。どうしても猿真似のような動きをしてしまい、舞踏的なサルになりきれない。

○舞踏的でなくとも、猿真似や形からはいっても、それら全ての要素が「舞踏」なのだから、「舞踏的な動き」というものにこだわらなくともよい。

○一人の昆虫の動きを皆が追いかけて行くというのは時間が短すぎてそれになりきれなくて大変だった。

○サルになるときに、まずサルの感情を思い描くと良いと思った。例えば、お母さんざるが子供を抱いている時の感情は、優しい心だとか、そのようなところから入って行けば、難しくないような気がした。

などなど今回は、参加者の方々からたくさんの意見が出ました。



五日目 晴れ

10:00am 大川の浜
おさらいとして ボイスワークやイメージワークなどを短時間で復習しました。

その後最終日なので、発表の為の場所選びと、練習時間。

1:00pm 発表
皆さん思い思いの踊りを披露して下さいました。踊り終わった皆さんの顔はどこか神々しささえ感じられました。

6:00pm 反省会
そのまま竹之内さんの踊りを鑑賞。その後、今回のワークショップに対する反省会を浜でささやかに行いました。

○参加者の声
今回、屋久島の内部と自分自身の内部を照らし合わせるダブルイメージという手法をイメージワークで取り上げていたが、最初はとても難しかった。

洞窟でのワークがとてもインパクトがあり、印象に残っている。

新しい自分自身に出会えた感じがあり、とても新鮮だった。

今年のワークショップは、瞑想系のワークが多かった所為か内観でき深みを感じた。

などなど話がつきることなく夜は更けて行きました・・・

今回五日間のワークショップを通して、島内参加者が多かったからもあるのでしょうか、とてもリラックスした雰囲気でできました。すべて繋がっている感覚というのをワーク初期のころからみんなで共有できていたのではないかと思いました。これは3回目の私にとって驚きの感覚でした。皆とも、自然とも、屋久島とも、やはり自分は切っても切れない関係性の中で生かされているのだと、頭で分かるよりも踊りを通してすっと体に入ってくるというのがとても心地よかったです。

毎年毎年、ワーク終了後は体はへとへとになっているにもかかわらず、心が洗い流されて、元気が自分の源からわき上がってくる不思議なエネルギーに包まれる事ができるような気がします。

来年も、同じ時期にワークショップをまた開催したいと思いますので、乞うご期待です!!竹之内さん、広子さん、参加者の皆さん、お疲れさまでした。


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