今年の冬は、渡り鳥が極端に少ない?!
1月。屋久島では本来なら、寒い地方からシロハラ、ヒヨドリ、ジョウビタキなどの渡り鳥がたくさんやってくる季節です。毎年、うるさいくらいヒヨドリが鳴き、ミカン農家を困らせたりするのですが、しかし、今年はいつになく鳥の鳴き声が聞こえません。一体何があったのでしょう。
シロハラの繁殖地はウスリーやアムール川流域などで、冬になると東南アジアやスマトラ島などまで南下して越冬します。屋久島にも、このシロハラは冬鳥として今の時期に訪れます。また、ジョウビタキなどの繁殖地も、シベリア辺りです。鳥たちの繁殖地である大陸で、何かが起こっているのでしょうか?
長期の気候変動や環境汚染などで何が起きているのかを調べないと、原因は絞れないとは思いますが、ここで、2つの原因を考えてみました。原因の一つとして、去年の11月中旬に発生した、中国東北部の石油化学工場の大規模爆発事故の際のアムール川の汚染に何か関連があるのかもしれません。
また、もう一つの原因として、日本では年末年始の記録的な寒波により、寒い日々が続きました。もしかすると鳥たちは、屋久島を越して、食物条件などがよい他の地域へもっと南下して行ったのかもしれません。
どちらにせよ、渡り鳥たちは少しの環境の変化にも影響を受けてしまうということです。温暖化や、環境汚染などは、人間がもたらしたもの。私たちの普段の生活が、野生生物に多大な影響を与えているという事をもっと真剣になって考えるべき時です。
'06/1/17update |