屋久島自然情報-

屋久島は、とても自然のバリエーションの豊かなところです。
その自然の表情を折に触れてお伝えいたします。


ここ数年の月別屋久島自然情報がわかります。
屋久島へお越しの方は、来島月をクリックしてご参考になさってください。

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10月の屋久島自然情報


キッコウハグマ
キッコウハグマ

ホソバハグマ
ホソバハグマ

 

キッコウハグマ

花の少ない季節ですが小くてかわいい花が最近開き始めています。キク科の『キッコウハグマ』です。漢字にすると「亀甲白熊」。これで少しはイメージが沸くでしょうか?

亀甲(キッコウ)は葉っぱの形が亀の甲羅に似ているから。それでは白熊(ハグマ)は・・?白いから?・・正解はチベットにいる動物のヤクの尾で作られた旗竿に付けるハグマという飾りに似ているから、だそうです。ちょっとイメージするには難しいでしょうか。

長さ約1cmの花びらが15枚程並んでいます。その中央をよく見ると花柱(雌しべの一部分)は一つではなく三つあることが分かります。キッコウハグマの花は、タンポポみたいに3個の小さな花から成っているのです。花びらは白色で花柱は桃色です。

花がそっくりなホソバハグマ(キク科:屋久島固有種)もこの季節に咲きます。ホソバハグマは、キッコウハグマが沢沿いで適応した植物で、葉が流線型に変化し、水流に適応した形になっているおもしろい渓流沿い植物です。

'07/10/12update 

屋久島自然情報-ヘツカリンドウ

 

ヘツカリンドウ

屋久島では、ようやく森の中が涼しくなってきた頃、ヘツカリンドウが控えめに咲いています。

このヘツカリンドウ、和名を「辺塚竜胆」といい、鹿児島県の地名「辺塚」の名前に由来します。鹿児島県が分布の北限で、南の島に分布する植物です。

花の黒い紋のような模様は、蜜線といって、そこから甘い蜜がでています。ここに蟻やハエが吸蜜にきます。
だんだん涼しくなってきたこの時期、咲いている花もほとんどなく、昆虫も少ない中での受粉対策ではないかと思っていますが、どうなのでしょう? 

このヘツカリンドウ、屋久島では花が黒紫色で、森の中でもなかなか目立たない存在ですが、屋久島産以外のものは花弁が黄色のものだそうです。

花のピークは過ぎましたが、縄文杉のルートのトロッコ道沿いに咲いています。
一体たくさんの縄文杉登山に行かれる方で、何名がこのヘツカリンドウの存在を確認しているのでしょうか。縄文杉に行かれる方は、途中、ぜひこの控えめな花を探してみて下さい。

'06/10/27update


屋久島自然情報-アオツリバナ森のイヤリング/アオツリバナの実

 

このところ、森の中を歩いていると小さな木の実をよく見かけます。
サルに食べられて無惨な姿になっているヤマボウシの実や、真っ赤になったナナカマドの実。紫色のハイノキの実や、サルの糞に入っているつぶつぶの種の正体、ヒサカキの実。
「食欲の秋」というのは、人間にとってだけではないようですね。

その中でも、思わず別名を付けたくなるような、かわいい実を付ける木があります。私が思い浮かべた別名は”森のイヤリング”。正式名称はアオツリバナといいます。6〜7月に、枝に吊られるようにして、その先に濃い紫色の花をつけます。そして今、そのアオツリバナの実が、やはり枝から釣り糸を垂らすようにして付いています。実は、熟すとはじけて開き、その先にオレンジ色の種がくっつきます。日が経つと種は落ち、実の部分だけが残るのですが、まだ目をこらして探しているとオレンジ色の種がくっついた実を見つけることが出来ます。

・・あなたはどんな名前を思い浮かべますか?

'05/10/4update


屋久島自然情報-ヤクシマダイモンジソウヤクシマダイモンジソウ

 

10月に入り高地では、ずいぶんと秋めいてきた屋久島ですが、標高1,000メートル、ヤクスギランドの荒川の渓流沿いにヤクシマダイモンジソウの群落がたくさんの花をつけています。

名前の由来は、見ての通り花の形が大の字に似ているからなのですが、屋久島のものは、葉や草丈が小さく屋久島の固有品種となっています。

回りを見ると沢沿いに適応したホソバハグマなどの植物も自生しているのですが、ヤクシマダイモンジソウはホソバハグマなどより自生ラインが高いのに気が付きます。

大雨が降ると濁流となる沢沿いでは、屋久島の自然に適応したヤクシマダイモンジソウでも生きていけないのでしょう。
渓流沿いの自然の厳しさを感じさせられました。

'02/10/08updat


屋久島自然情報-ヤマボウシヤマボウシの果実

 

屋久島の秋は、山頂から訪れます。

ヤクシマオナガカエデやマルバヤマシグレなどの落葉広葉樹の木々が、常緑樹の緑の中で赤や黄色に染まる風景は、とても綺麗です。

特に今年の秋はヤマボウシやアズキナシなどの実が豊作でいたるところにたわわに実っています。
その実を食べるヤクザルの姿もよく見かけますよ。

'01/10/28 update


屋久島自然情報-サキシマフヨウサキシマフヨウ

 

今、海岸線に屋久島の秋を告げるサキシマフヨウの花が花盛りです。

夏に咲くハイビスカスと同じアオイ科のなか間ですが、園芸種のハイビスカスと違ってサキシマフヨウには野生の趣を感じます。

この時期屋久島の里では、ミニチュアのアオイ科のなかまキンゴジカやオオバボンテンカなども観られます。

'01/10/22 update


屋久島自然情報-ナナカマドナナカマド

 

9月の末、標高1300?の淀川ではナナカマドの実が赤く色づき始めました。

ナナカマドは屋久島を南限とする落葉広葉樹ですが、ここのところすこし冷えてきた所為か真っ赤に色づいています。

屋久島も日一日と高所より秋めいてきます。
天気の良いシーズン、屋久島の秋を味わいにいらっしゃいませんか?

'01/10/2 update





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