ヘツカリンドウ
屋久島では、ようやく森の中が涼しくなってきた頃、ヘツカリンドウが控えめに咲いています。
このヘツカリンドウ、和名を「辺塚竜胆」といい、鹿児島県の地名「辺塚」の名前に由来します。鹿児島県が分布の北限で、南の島に分布する植物です。
花の黒い紋のような模様は、蜜線といって、そこから甘い蜜がでています。ここに蟻やハエが吸蜜にきます。
だんだん涼しくなってきたこの時期、咲いている花もほとんどなく、昆虫も少ない中での受粉対策ではないかと思っていますが、どうなのでしょう?
このヘツカリンドウ、屋久島では花が黒紫色で、森の中でもなかなか目立たない存在ですが、屋久島産以外のものは花弁が黄色のものだそうです。
花のピークは過ぎましたが、縄文杉のルートのトロッコ道沿いに咲いています。
一体たくさんの縄文杉登山に行かれる方で、何名がこのヘツカリンドウの存在を確認しているのでしょうか。縄文杉に行かれる方は、途中、ぜひこの控えめな花を探してみて下さい。
'06/10/27update |