秋の木の実
今年はシャクナゲが10年ぶりの当たり年だったように、他の樹々も花をたくさんつけた春・夏でした。
季節は巡って、たくさんの花々は結実し、屋久島では実りの秋になっています。
照葉樹林内では、ドングリが実りの時期を迎えています。
ドングリをつける樹々は、シイ・カシなどですが、ひとえにドングリといっても、様々な種類があります。
スダジイは、殻に囲まれて独特な風体をしています。生で食べてもほのかに甘く、炒れば香ばしくておいしいです。
マテバシイは渋みがなく、炒ったり茹でたりして食べることができます。ウラジロガシは、渋いのでアク抜きをして食べます。
縄文人の主食はこのドングリでした。農業が始まってからも、飢饉のときの救荒食だったのです。
森に暮す動物たちにとっても、今年のドングリの豊作には大万歳なのではないでしょうか。
一方、山頂付近では、様々な樹々が実をつけています。
ヤマボウシの赤い実は、1センチ大のごつごつした独特な実ですが、食べれば甘くおいしいです。その他、ヒメヒサカキの黒紫色の実、タンナサワフタギの藍黒色の実、サルトリイバラの朱赤色の実など、色とりどりで綺麗です。
最近、サルの糞がずいぶん青っぽくなっているのは、上に挙げたような青色系統の実を食べているからなのですね。
ヒトも動物も実りの秋を満喫している屋久島でした。
'05/11/1update
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