屋久島自然情報-

屋久島は、とても自然のバリエーションの豊かなところです。
その自然の表情を折に触れてお伝えいたします。


ここ数年の月別屋久島自然情報がわかります。
屋久島へお越しの方は、来島月をクリックしてご参考になさってください。

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6月の屋久島自然情報


ヤクシマアジサイ

 

ヤクシマアジサイ(ヤクシマコンテリギ)

梅雨といえば思い浮かべる花、アジサイ。県道沿いに植えられているアジサイの花が少しずつ色づき始めています。

屋久島の野生のアジサイ、ヤクシマアジサイやヤクシマガクウツギも今きれいに咲いています。屋久島の低地から山地で多く見られるヤクシマアジサイ(ヤクシマコンテリギ)は、葉が7〜16センチと大きめで先がとがっています。

ヤクシマアジサイより高いところに自生するヤクシマガクウツギは、葉が3〜5センチと小さめですが、たくさんトロッコ道で鮮やかに咲いています。

どれもガクアジサイの姿で周りに真っ白な装飾花を付けます。アジサイは紫色や赤紫色の花びらがたくさん付いている、と思われている方も多いかと思います。でも実は花びらと思っているものは花びらではなく、装飾花(そうしょくか)と言って虫を呼び寄せる為に顎(がく)が変形したものです。

それでは本物の花びらはどこかというと、よく顔を近づけて見てみてください。
中心部に5〜8ミリ程の小さな小さな花びらが付いています。

今度道を歩いている時野生のアジサイを見かけたらちょっと立ち止まって顔を近づけて見ては如何でしょうか?

'07/6/4update


屋久島自然情報-ゲットウ 
ゲットウ/月桃

 

ゲットウ

6月に入ってから道路沿いで見かけるようになった、ゲットウ(月桃)の白い花。九州南部に分布するショウガの仲間です。秋になると赤い実を付けるのですが、部屋にちょっと飾るのに良いアイテムです。私は一昨年に採ったゲットウの実をずっと飾っています。

ところで、このゲットウの葉っぱ、抗菌作用があることから沖縄ではこれで餅菓子を包み、それを「ムーチー」と呼びます。旧暦の12月8日には、各家庭でムーチーを作り仏壇に供えたり、軒下に吊して1年の厄払いのまじないとするなど、沖縄の人々にとっては馴染み深いものとなっているようです。

屋久島では、このゲットウの仲間のアオノクマタケラン(ショウガ科)を使って、おにぎりを包んだり、お団子を包んだりします。葉っぱ自体がとても良い香りがするので、お弁当の美味しさも倍増します。

地域によって様々な呼び名があるそうですが、沖縄では「サンニン」、奄美大島では「サネン」などと呼んでいるそうです。その他の地域ではどんな呼び名があるのか?どんな利用法があるのか?身の回りの植物との関わり方を見つめてみるのも面白いです。

屋久島に来たら、ぜひ『葉っぱ弁当』を食べてみてください。 

'06/6/26update


屋久島自然情報-サツキサツキ

 

縄文杉ルートの前半、トロッコ道の安房川沿いでは、今、サツキが咲き乱れています。
 
サツキは他のツツジ類とともに、古くから園芸的に利用されており、多くの園芸品種が知られています。(その栽培の歴史は鎌倉時代以前までさかのぼるともいわれています。)
1600年代中頃、ツツジの栽培が大ブームとなり、その頃すでにサツキの品種は160種ほどが知られていたそうです。
そんなサツキの「原種」が生育している所はそんなに多くなく、関東地方西部以西の数箇所に分布するのみです。その分布の最南端が屋久島になるのです。
サツキは、陽光がよく当り、且つあまり乾燥しない適湿な所を好むため、ほとんどが渓流沿いに生育しています。とはいえ、この安房川の増水した所を一度でも見るとその立地の険しさは一目瞭然です。
サツキをはじめとする渓流沿いに生きる植物たちは、時に濁流に飲み込まれても流されないように固着能力が高く、水圧を受けにくくするため葉が細い流線型をしているものが多いなどの特徴があるのです。
 
ところで、サツキというと五月の花かと思いがちなのですが、五月といっても陰暦の五月(皐月)になるので、他のツツジ類と比べると少し花期が遅くなり、ちょうど今が花の時期となります。
屋久島の山岳でよく見られるツツジの仲間はヒカゲツツジ、サクラツツジ、ヤクシマミツバツツジ、ヤクシマシャクナゲ等ありますが、これらを見逃してしまった方、大丈夫です。今年のサツキはシャクナゲに負けず劣らず見事です!!
 

'05/06/23update


屋久島自然情報-ヒメヒオウギズイセンヒメヒオウギズイセン

 

屋久島の道路脇では季節ごとに色々な草花をみることができます。その一つに6・7月に鮮やかできれいな花をつけるヒメヒオウギズイセンがあります。

明治中期に渡来したといわれる園芸植物ですが、今では野生化し、屋久島の道路脇を朱赤の花で彩っています。高さ50cm〜80cmの多年草で地下茎をのばし、その先に球茎をつくり群生します。

屋久島では、果実が握りしめたこぶしの形に見えるところからゲンコツバナとか、トビウオが捕れる時期に花が咲くのでトビウオバナとか呼ばれています。梅雨のうっとうしさを吹き飛ばしてくれそうなゲンコツバナが大好きです。

'03/6/01update


屋久島自然情報-サツキサツキ

 

台風4号の到来と同時に、屋久島もようやく梅雨に入りました。今年の梅雨入りは、過去30年で最も遅いらしく、平年より2週間も遅い梅雨入りとなりました。

そんな梅雨空の中、高地の沢沿いにサツキの花がひときわ目立ちます。
屋久島の野生種のサツキは、このような沢沿いに群落を作っています。その為、増水すると水をかぶってしまうので、葉が細く流線型になり渓流沿いの植物と呼ばれています。

園芸種のサツキのふるさとは、このような沢沿いだったのですね。

'02/6/13updat


屋久島自然情報-タマゴタケタマゴタケ  

 

  今年の梅雨は、毎日毎日雨が降り続くような事はなく、降っては晴れる陽性の梅雨です。

標高400?の照葉樹林の森では、そのような天候に刺激されてか、この所いろいろなキノコを目にするようになりました。

屋久島はあまりキノコがたくさん出る場所ではないのですが、今から夏にかけていろいろな種類のキノコを見かけます。

この写真のキノコはタマゴダケとよばれる食用キノコらしいのですが、あまりキノコを食べる習慣のない屋久島では、誰も食べようとはしません。 
おいしそうですね。

'01/6/27 update





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