屋久島にいる野生のほ乳類動物は、お馴染みのヤクザル、ヤクジカ。それから、コウモリ、イタチ、モグラ、ネズミと、わずか6種類しか生息していません。でも、元来屋久島には生息していないはずのタヌキが、1990年代から目撃されるようになりました。
環境省屋久島自然保護官事務所が行ったアンケート調査によると、1990年代から上屋久町永田地区周辺で目撃され始め、2004年には島内各地で30例以上の目撃報告があったとのことです。昨年の試験捕獲で9頭を捕えて調査したところ、昆虫類を最も多く食べていて、また、永田周辺で捕獲したタヌキからはウミガメのものと思われる卵の殻も見つかりました。そこで、このまま放置しておくと、生態系に大きな影響を与えたり、農業にも被害が出るおそれがあるだろうと、今月21日から捕獲作業を始めました。
捕獲作業には、踏み板式かごわな、餌つり式かごわなをそれぞれ30個と、サル捕獲用のわなが、目撃された場所付近に仕掛けられます。予定では、9月19日までとなっていますが、状況によっては延長もあるとか。
保護官事務所によると、捕獲されたタヌキのDNA分析の結果、島内に持ち込まれた同一家族が繁殖したものと考えられるそうです。誰かの小さな行動が、こうやって大きな問題となってしまうこともあります。しっかりと気を付けていかなければいけませんね。
'05/08/30update
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