キノコのようなカビのような・・・こんな生き物を見たことがありますか?
これを、「変形菌」といいます。キノコやカビと同じように、胞子を形成するのですが、キノコやカビのように1カ所にとどまらず、アメーバのように体全体を移動させます。
移動するスピードは、肉眼ではわからない、時速数cmのゆっくりした動きです。固化・液化・固化・・・を繰り返しながら、少しずつ前進します。
こうした特徴から、「形を変えながら動く菌類」という意味で「変形菌」という名がつけられました。
変形菌は、倒木や落ち葉が急速に腐る、高温多湿の雨期に活発に成長します。ふつうの動物のように、決まった口や胃はないのですが、変形体の先端がバクテリアやカビなどの食べ物にぶつかると、仮足を出してその食べ物を捕え、体内に引き入れます。そして、私たちの胃と同じ働きをするのです。
変形菌は、動物か植物か、それとも原生動物か菌類か・・・。これから、まだまだ新発見されるでしょう。不思議なことは尽きないようです。
'04/07/08update |