’04屋久島自然情報

屋久島は、とても自然のバリエーションの豊かなところです。
その自然の表情を折に触れてお伝えいたします。


屋久島自然情報-タマゴタケ タマゴタケ
 

まだまだ暑い夏が続くと思っていたのですが、気付くと陽が落ちるのが早くなっていて、風も和らいできたような気がします。

「食欲の秋」とも言われるこの季節、きのこ狩りに出かける人も増えてくるのではないでしょうか?
最近、屋久島でも、森を歩いていると、よくキノコを見かけるようになりました。

量は多くないのですが、十数センチのものから数ミリのもの、真っ白のものから黒いものまで、種類は豊富です。
台風の影響で、刺激されて出てきたのでしょうか?木々の枝葉は落とされているものの、そんな中でもしっかりと立っています。

皆さんも、地面上の小さな世界に少し目を向けてみて下さい。かわいいきのこ達に出会えるかもしれませんよ。

'04/09/07updat
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屋久島自然情報-シロオニタケ
シロオニタケ

屋久島自然情報-キフシススホコリ
キフシススホコリ
 

キノコのようなカビのような・・・こんな生き物を見たことがありますか?

これを、「変形菌」といいます。キノコやカビと同じように、胞子を形成するのですが、キノコやカビのように1カ所にとどまらず、アメーバのように体全体を移動させます。

移動するスピードは、肉眼ではわからない、時速数cmのゆっくりした動きです。固化・液化・固化・・・を繰り返しながら、少しずつ前進します。
こうした特徴から、「形を変えながら動く菌類」という意味で「変形菌」という名がつけられました。

変形菌は、倒木や落ち葉が急速に腐る、高温多湿の雨期に活発に成長します。ふつうの動物のように、決まった口や胃はないのですが、変形体の先端がバクテリアやカビなどの食べ物にぶつかると、仮足を出してその食べ物を捕え、体内に引き入れます。そして、私たちの胃と同じ働きをするのです。

変形菌は、動物か植物か、それとも原生動物か菌類か・・・。これから、まだまだ新発見されるでしょう。不思議なことは尽きないようです。

'04/07/08updat
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屋久島自然情報-アオモジホコリ
アオモジホコリ

屋久島自然情報-メヒルギ
  屋久島の南西部にある栗生川の右岸に、少し変わった格好をした亜熱帯の植物、メヒルギが自生しています。
熱帯や亜熱帯地域の河口近く、海水と淡水が混じる汽水域に生えている常緑樹林をまとめてマングローブと呼ぶのですが、メヒルギもその内の一つです。下部にはたくさんの支柱根が出ていて、まるで足が何本も出ているような格好をしています。
このメヒルギ、以前までは左岸にもたくさん自生していたのですが、護岸工事があったため、今は右岸でしか見られません。そして、そのメヒルギ達も、年々減少しているようです。
今、このメヒルギには長さ10−20センチ程の種子がぶらさがっています。この種子は、枝に付いたまま発根する胎生種子という特性をもっています。まだ緑色のものや、熟れて赤くなりだしているもの、8月頃まで見られると思います。
せっかくついたこの種子を、自分たちの手で植えてみませんか?植え方は簡単です。まず、種子を採ります(出来れば熟れたすこし赤いものを)。そして、星形の帽子のようなものが付いている方を上にして植えます。それで完了です。なんだか田植えのようで、思わず夢中になってしまいます。「ここまで」と決めておかないと、きりがないかもしれません。
誰にでも出来る楽しい自然保護「メヒルギ種植え作戦」。ぜひ足を伸ばしてやってみて下さい。

'04/05/08updat
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屋久島自然情報-石楠花の森公園
 

朝晩はまだ冷え込むものの、だいぶ暖かくなってきた今日この頃。
屋久島の栗生にある石楠花(しゃくなげ)の森公園では、ヤクシマシャクナゲが元気よく開花し始めました。

ヤクシマシャクナゲは屋久島に自生する固有植物で、標高1200メートルを越える辺りから多く見られます。蕾の時は赤色で、開花後数日だけピンク色になり、そしてその後白色へと変色します。
開花時期は5月中旬以降なのですが、里にある石楠花の森公園では4月上旬の今、もう咲いています。

バラのように真っ赤なもの、淡く優しいピンク色のもの、様々な色のシャクナゲが混じり合っています。もちろんそれだけではありません。雨粒が乗っているもの、太陽の光できらきらしているもの、いろんなものを使ってまるでおしゃれしているようです。

5月になれば、屋久杉の森や、森を抜けてからの高山で、またひと味違ったヤクシマシャクナゲに出会えるでしょう。楽しいヤクシマシャクナゲのファッションショーに、ぜひとも出かけてみてください。

'04/04/03updat
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屋久島自然情報-シロハラ
  冬になると、中国東北部や朝鮮半島から日本や台湾へ渡るシロハラ。
冬鳥として日本各地へやって来るのですが、特に本州中部以南でよく見られます。
この時期になると屋久島へもやって来て、たんかんやぽんかんの実をつつき、農家の人達を悩ませます。

ところが、今年は例年に比べるとその数が、かなり少ないようです。毎年何気なく見かける訪問者が、突然いないとなるとかえって気になってしまいます。
数年前にもそういった傾向が見られたのですが、はっきりとした原因はわかっていません。ただ、考えられるとすれば、何らかの異変が起きているのでしょう。
昨年の年末は急に冷え込み、雪が降ったかと思えばそれっきりで、比較的暖かい年明けを迎えました。かと思えば、今は北海道で大雪というニュースです。

あなたの周りで何か変わったことはありませんか?もしかしたら鳥や動物、植物がその原因を教えてくれるかもしれません。

'04/01/21upda
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