ヤクスギランド

ヤクスギランドコース


ヤクスギランド高低表


ヤクスギランド トレッキングコース

コース解説

●紀元杉(屋久杉)
紀元杉(屋久杉)
樹高19.5m 胸高周囲8.1m
推定樹齢3000年といわれる屋久杉です。


ヤクスギランドから更に車で15分程上がった道路沿いに見られます。先端部は、白骨化していて強風に耐えて生きる力強さを感じます。


初夏には、紀元杉に着生しているヤクシマシャクナゲが花を咲かせるのでとても華やかになります。

●森泉
森泉
ヤクスギランドは、安房の集落から車で30分、標高1000mに広がる屋久杉の原生林です。


遊園地みたいな名なので、誤解されがちですが、充実した屋久杉の森をゆっくりと楽しむことが出来ます。


天気が良ければ、ヤクスギランド入り口から太忠岳、天柱石が望めます。


森泉には、雨が降っている時昼食をとるのに便利な休憩所やお手洗い、おみやげ屋さんがあります。


屋久杉の切株で作られたユニークな公衆電話ボックスもありますよ。


●ヤクスギランド内遊歩道
ヤクスギランド内遊歩道
ヤクスギランド内には、30・50・80・150分の散策コースがあり、30・50分コースは歩きやすい遊歩道になっています。


雨の日は、少し滑りやすくなるので要注意。
山靴だと雨の日も安心して歩けます。
(ツアーでは、体力・天候等によっても異なりますが、散策コースの少し先の小花山辺りまで足を伸ばします。)

●荒川橋/荒川渓流
荒川橋/荒川渓流
屋久島の電力の源となる、荒川ダムの上流にあたる川です。


屋久島が岩の島だということ、そして、その岩の上で植物たちが生きているということを感じて頂ける風景です。小さな石が作り出す、ポットホールも見られます。


屋久島の森の中にいると、いつも何処かから水の流れる音が聞こえてくるので心地よく歩けます。

●切り株更新/倒木更新
切り株更新/倒木更新
ヤクスギランドを歩いていると、江戸時代に伐られた屋久杉の切り株や倒木があちこちで見られます。そして、その上から新しい杉が芽を出し育っています。


そういった、切り株や倒木の上から次世代の杉が育っている姿を「切り株更新」「倒木更新」と呼びます。


伐採後の自然再生過程も観察され、屋久杉の森の歴史を感じさせてくれます。

●ひげ長老(着生)
ひげ長老(着生)
樹高32m、胸高周囲 9.5m
平成12年に、世界自然遺産会議の記念の公募で小学生が命名した屋久杉です。


たくさんの着生植物が根を下ろしています。
こんな風に、名前の付いていない杉に自分ならではの名前を考えてみるのも楽しみのひとつです。


秋には紅葉するマルバヤマシグレが着生しているので
季節限定の髪飾りが見られます。

●蛇紋杉(倒木)
蛇紋杉(倒木)
平成9年に、台風で倒れた屋久杉です。倒れた今では、その倒木の上で次世代の杉たちが育っています。


幹の特有の模様から、この名前が付いたと言われています。


根の方を見ると、まるでオブジェのような複雑な形になっています。


屋久島が岩盤なので、根が下へは伸ばせずに横へと張っていたのがとても良くわかります。


●小花山
小花山
名前は付いていなくても、立派な杉はまだあります。そんな立派な杉をたくさん見られる森です。


江戸時代に伐られた切り株や倒木も多く見かけます。


霧がかかっている時は、杉を伐る斧の音が奥の方から聞こえてきそうな、根元で休憩している人がひょっこり顔を覗かせそうな・・そんな雰囲気にもなります。


周りには、ハイノキやツツジなどが生えているので、5月頃には白やピンクで賑やかになります。

●母子杉
母子杉
(右)母:樹高31.1m 胸高周囲9m
(左)子:樹高29.5m 胸高周囲6.3m
右側に立つ「母」といわれる方は、樹皮が白っぽく、
すでに枯死しています。


それに比べ、その手前にある「子」の方は、幹も元気よくまだ若々しく見えます。


「子」の樹皮は、比較的近くに見ることが出来ます。
近くで見ると「これは何の木?」と思うような迫力です。

●仏陀杉
仏陀杉
樹高 21.5m 胸高周囲8m
推定樹齢1800年といわれる屋久杉です。
幹がごつごつしていて、よく見ると中が空洞化しているのもわかります。


杉に杉が着生して、枝のようになっています。
春夏秋冬、そのシーズンならではの着生植物の彩りがあります。


一本の木を見ていると、様々なことが連想されます。
いろんな物語に思いを馳せてみては如何でしょうか。


人の顔のようなコブも付いています。


●シャカ杉
シャカ杉
森の中を歩いてふと顔を上げると、大きなコブが
いくつも付いている巨木、シャカ杉が立っています。


コブが原因で、江戸時代に伐られることなく残されたのでしょうか?
推定樹齢2000年とも言われます。


近くに水場があり、水の流れる優しい音を聞きながら
この杉が過ごしてきた壮大な時間を想像してみてください。

●大和杉
大和杉
樹高34.9m 胸高周囲10.2m
樹高が約35mもある立派な屋久杉です。名前の付いている屋久杉の中では三代杉に次ぐ、二番目に背の高い杉です。


杉の根元へ行くと、上を見上げてもてっぺんは見えません。
窪地に立っているので、風の影響が少なかったのかもしれません。
スラッと真っ直ぐ、きれいに伸びています。
推定樹齢は3000~4000年とも言われています。


●お弁当
お弁当
エコツアーには、美味しい手作り弁当が付いています。
沢や風の音を聞きながらゆっくりとした昼食時間を取ります。野外で食べるお弁当は、格別です。


また山中の水でいれた温かい飲み物は、少し疲れた体を癒してくれて、新たな元気が出てきますよ。