屋久島自然情報_7月

屋久島は、とても自然のバリエーションの豊かなところです。
その自然の表情を折に触れてお伝えいたします。


ここ数年の月別屋久島自然情報がわかります。
屋久島へお越しの方は、来島月をクリックしてご参考になさってください。


7月の自然情報

ハンミョウ

シャクナンガンピ

標高1700m以上の高所の岩場に生育する落葉の低木、「シャクナンガンピ」が開花し始めてます。「ヤクシマガンピ」とも呼ばれている屋久島の固有種です。
 
高さは50cmから1mほどに成長し、葉は5cm程度で枝の先に輪生状に集まってつきます。
花は枝の先から2cm程度の柄を伸ばし、数個から多いときには20個程度つけ、僅かに甘い香りが漂います。つぼみの時は紅色をしていますが、開花すると4裂し内面は白色をしていてとても奇麗な花です。
 
心無き人によって盗掘され、年々その数が少なくなっているとも言われていて、登山道脇ではなかなかお目にかかれなくなってきています。
 
ここでしか見れない喜びを感じてほしいものです。
 

'15/7/13update
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ハンミョウ

ハンミョウ

ハンミョウは漢字で斑猫と書きます。一説に背中に斑紋があり、仕草が猫に似ているところから、この名前がつけられました。


また、英語ではtiger beetleと呼ばれ、つまり虎のような甲虫!?ハンミョウは鋭い大顎を持ち、他の昆虫を捕らえて食べます。まさにタイガービートルの名前たる所以ですね。間違って、手で掴むと鋭い大顎で噛まれますのでご用心。


しかし、またの名を「道教え」と言います。何と微笑ましい名前でしょうか。人が近づくと地面から飛び立ち、数m先の地面に止まる。これをくりかえすので、この名前が付いたみたいです。


このハンミョウは一度目にすると虜になる様な色彩をしていますので、くれぐれも道案内をしてもらって道に迷わないように注意してくださいね。

'12/7/24update
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記録的な大雨

記録的な大雨

7/26、九州南部は梅雨明けしました。
去年と比べると屋久島では11日も遅い梅雨明けでした。
今年の梅雨は、梅雨末期を中心に記録的な大雨に見舞われたことなどにより、各地で平年の雨量を大幅に上回りました。
 
大雨に見舞われた九州南部では、河川のはんらんや土砂崩れが相次ぎ、鹿児島県で4人が死亡、1人が行方不明になりました。
鹿児島、熊本、宮崎の3県で10万人以上に避難指示や勧告が出されたりと、災害のニュースがまだ記憶に新しいですね。
 
屋久島は、というと九州南部で避難勧告が出されていたにもかからわず、そのころはどんより雲ではあったのですが、幸いにして大きな被害はありませんでした。
 
そんな大雨の爪痕がまだまだ残る九州エリアですが、ようやく梅雨明け、そして夏休みのシーズン到来です。
屋久島の夏、海もだいぶにぎやかになってきました。
屋久島というと山のイメージですが、黒潮に囲まれた透明度の高い海も大変きれいです。
今の時期、さまざまな熱帯魚が泳ぐ海を覗いてみるのもよいかもしれませんね。
 

'06/7/28update
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稲刈りの作業赤米の収穫

稲刈りの作業

7月15日、九州南部地方は梅雨明けしました。
いよいよ夏到来です。
さてこの暑い中、稲刈りの作業に行ってきました。
屋久島では、この時期に稲刈りをします。
もうすでに穂がたわわに頭を垂れ、実りの秋、いえ実りの夏でした。
本来稲刈りは秋にするのが本土のほうでは風物詩になっていますが、屋久島では、台風が来る前の7月中には早々稲刈りがおこなわれます。


屋久島は9割以上が山地で、平地は海岸沿いにわずかです。
そのようなわけで、屋久島ではまとまった田んぼをあまり見かけません。
江戸時代には日本全国、年貢はたいてい米などの農作物で納められていましたが、屋久島では、年貢を納めるほどの収穫物を作る土地がないため、平木というヤクスギを加工した板で納められていたほどでした。


屋久島の米栽培は、主に自家用として育てているものがほとんどです。
竹を組んで、稲を天日干ししているところなど、日本の田舎という感じがして、とても良いものです。
この時期、屋久島に来られた方は、本土よりかなり早い「夏」の稲刈り風景に出会うことがあるかもしれません。

'05/07/16update
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キフシススホコリ キフシススホコリ

アオモジホコリアオモジホコリ

変形菌

キノコのようなカビのような・・・こんな生き物を見たことがありますか?
 
これを、「変形菌」といいます。キノコやカビと同じように、胞子を形成するのですが、キノコやカビのように1カ所にとどまらず、アメーバのように体全体を移動させます。
 
移動するスピードは、肉眼ではわからない、時速数cmのゆっくりした動きです。固化・液化・固化・・・を繰り返しながら、少しずつ前進します。
こうした特徴から、「形を変えながら動く菌類」という意味で「変形菌」という名がつけられました。
 
変形菌は、倒木や落ち葉が急速に腐る、高温多湿の雨期に活発に成長します。ふつうの動物のように、決まった口や胃はないのですが、変形体の先端がバクテリアやカビなどの食べ物にぶつかると、仮足を出してその食べ物を捕え、体内に引き入れます。そして、私たちの胃と同じ働きをするのです。
 
変形菌は、動物か植物か、それとも原生動物か菌類か・・・。これから、まだまだ新発見されるでしょう。不思議なことは尽きないようです。
 

'04/07/08update
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ノギラン

ノギラン

ここのところ一週間置きに大型の台風が来ていますが、その合間を縫って黒味岳へのパノラマトレッキングに行ってきました。


もう、山頂付近にはシャクナンガンピやコケスミレなどの夏の草花も そろそろ咲き始めていました。
その中に、ゆり科の小さな10センチ足らずのノギランが岩の割れ目に可憐に咲いていました。


いままで地味な花だと思っていた物も、この写真のようにクローズアップにしてみると、また違った世界が見えてくるから不思議です。


屋久島にお越しの時は、ルーペなどを忍ばせて小さな世界を楽しまれるのも面白いですよ。

'02/7/17update
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小鳥のひな

小鳥のひな

7/25縄文杉ルートのトロッコ脇に小鳥のひなが落っこちてきました。


まだしっかり飛ぶことのできないメジロかキビタキのひなみたいでしたが、このように巣離れに失敗するケースもあるのですね。


そういえばこのところ頻繁にあまり飛び方のうまくない小鳥を見かけるようになりました。


今ヤクスギ原生林内の小鳥のひな達は巣立ちの季節を迎えています。

' 01/7/29 update
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